【杉本崇】政府の地震調査研究推進本部は1日、活断層が引き起こす地震の確率について、九州を3地域に分けて複数の活断層を総合的に評価した結果を公表した。30年以内にマグニチュード(M)6・8以上の地震が起きる確率は北部9%、中部21%、南部8%。九州全体で35%となった。
個々の活断層ごとに評価する従来の手法を見直した。九州が初の試み。今後は全国を8〜10地域に分けて評価し、1年ごとに公表する。次は関東地方に取りかかるという。
評価の対象はこれまでM7・0以上の地震を起こす可能性のある活断層だったが、今回はM6・8以上。評価した活断層は従来の8カ所から28カ所に増えた。